ターミナル大改善【Zsh, zinit】

※ こちらはミツモアAdvent Calendar 2021の16日目の記事です。

こんにちはミツモアのエンジニアの渡辺（@takumawatanabe-0920）です。

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今回は、ターミナル環境があまりに無機質で使いづらかったので、bashからZshに乗り換え、Zshのプラグインマネージャーであるzinitを導入することに決めました。
プラスアルファとして、Zshのおすすめプラグインやおすすめのiterm2の設定を紹介したいと思います。

現在のターミナル環境が以下のようになっております。 themeを特に入れてないので、フォントやターミナルの背景色は初期設定のままとなっております。初期設定のターミナルの写真

zinit導入!!!

zinitは、他のzshのプラグインマネージャーと比べてZshの起動が群を抜いて高いのでzinitをチョイスしました。

zinitのZshの起動の速さについては@vintersnowさんが詳しく解説してくださってます。
注: 下記の記事ではzpluginとなってますが、renameしてzinitとなったので、zpluginとzinitは同一のものとなっております。
qiita.com

公式ドキュメント
https://github.com/zdharma-continuum/zinit

手順

step 1 zinitをインストール
まず最初に、zinitをインストールします。

$ sh -c "$(curl -fsSL https://git.io/zinit-install)"
// .zshrcに自動的に設定が追加されるので以下のコマンドで読み込んでください。
$ source ~/.zshrc
$ zinit self-update

step2 zshのthemeをインストール
次にターミナルの見た目を整えましょう！
ここではPowerlevel10kと呼ばれるZshテーマをインストールします！

ここで無機質なターミナルとはおさらばです！

ターミナルテーマ設定後

$ git clone --depth=1 https://github.com/romkatv/powerlevel10k.git ~/powerlevel10k
$ echo 'source ~/powerlevel10k/powerlevel10k.zsh-theme' >> ~/.zshrc
$ source ~/.zshrc

.zshrcを読み込むと対話形式でthemeを選択することができます。設定をやり直すこともできるので自分好みにターミナルのUIをカスタマイズしましょう！

公式ドキュメント
https://github.com/romkatv/powerlevel10k

step3 zshプラグインを.zshrcに追加

とりあえず入れたいプラグイン 3選 !!!

1. zsh-autosuggestions
コマンド補完のプラグインです。
コマンドやファイル名の入力中にTabキーを押すことで、履歴や完了情報をもとに、入力中のコマンドを提案します。

2. zsh-syntax-highlighting
入力中のコマンドに色付けをしてくれるプラグインです。
入力中無効なコマンドだった場合に赤字になってくれるので重宝してます！

3. zsh-completions
コマンド補完のプラグインです。
コマンドやファイル名の入力中にTabキーを押すことで、入力候補一覧を表示してくれる機能ですね。

それ以外のおすすめ設定

.zshrc
... 略
// ダブりを保存しない
setopt hist_ignore_all_dups
// 履歴の保存容量を増やせる
export HISTSIZE=1000
export SAVEHIST=10000
// ターミナル同士で履歴を共有できる。
setopt share_history