みなさんこんにちは!
株式会社ミツモアでエンジニアをしている佐藤です。(@satoman0703)
ミツモアのプロダクトチームは、半数以上が外国籍メンバーで構成されています。 MTG、Slack、ドキュメントと日常的に英語が飛び交う環境です。
私自身は英語が得意かと聞かれると、正直そんなことはなくて、日常的に英語を使う中でコミュニケーションが難しいなと感じる場面はまだまだあります。
そうは言っても、仕事上英語でコミュニケーションする機会は日々やってきます。
じゃあ英語ができないなりに、多国籍チームの中でどうやって仕事にコミットしているのか?という視点で社内の仕組みと私個人の工夫を、書いてみようと思います。
私の英語レベル
先に正直に書いておくと、こんな感じです。
- 英語学習は大学受験までで止まっている
- リスニングはギリギリできるレベル(聞き取れなくて聞き返すことも多々あり)
- 即座に英語で返すのは苦手でフリーズして考える時間がある
- 聞く・読むは翻訳ツールの補助ありでなんとかなる
- 書く英語はほぼ翻訳とAI頼り
英語が「できる」というより、頑張ってなんとか使っているという状態です笑
この記事では、そんな私がミツモアの多国籍チームでどのように日々のコミュニケーションを回しているかを紹介します。
ミツモアの開発組織の雰囲気も含めて伝われば嬉しいです。
社内の仕組みで助けられていること
ここでは「社内でこういう施策をやりました」という紹介ではなく、私から見て「この仕組みがあるから助かっているな」と感じていることを書きます。
チーム全体の空気と、外国籍メンバーからの歩み寄り
ミツモアのプロダクトチームでは、完璧な英語よりも止まらずにコミュニケーションができているかが優先されています。
この雰囲気が生まれている背景には、チームの多国籍な構成があると思います。英語が第一言語のメンバーだけではなく、さまざまな母語を持つメンバーが在籍しているからこそ、「間違った英語でもOK」「翻訳ツールを使ってもOK」「日本語と英語が混ざってもOK」という空気が自然とできています。ちなみにチーム構成もさまざまで、日本人だけのチーム、日本人と外国籍メンバーが混在するチーム、外国籍メンバーだけのチームがあります。私のチームは日本人3人と外国籍エンジニア2人(アメリカ・モンゴル)の混成チームです。こうやって見るとチームごとに色が違っていて、組織として面白い構造だなと感じています。
そして何より助かっているのは、外国籍メンバー側からの歩み寄りがあることです。英語でうまく伝わらなかったときに、ドキュメントに書き起こしてくれたり、聞き返してくれたり、ゆっくり話し直してくれたり。一方的に「英語を頑張れ」という空気ではなく、お互いに歩み寄ろうという姿勢があるのが大きいです。
この空気があるからこそ、「完璧じゃなくてもとりあえず伝えよう」と思えています。
プロダクト部のMTGは英語 + Langfinity
プロダクト部のMTGは基本的に英語で行われています。
もともと社内のエンジニアがGoogle Meetの拡張機能を作ってくれていて、英語⇔日本語の双方向翻訳ができる状態でした。ただ、より翻訳の精度が高かったり遅延がないということで、現在はLangfinityに移行しています。
Langfinityに移行してからは翻訳の精度が上がり、日本語と英語が飛び交う会議でもコミュニケーションが取りやすくなりました。リアルタイムで双方向の翻訳がスムーズに行えるので、日本語話者も英語話者もお互いの言語で内容を追えるのが大きいです。
Slackは Rudolph + 標準翻訳を併用
Slackでのコミュニケーションも基本的に英語です。ここでは2つの仕組みを併用しています。
① Rudolph ── 社内エンジニアが作ってくれた翻訳Bot

Rudolph は、社内のエンジニアが作ってくれたSlack Botです。メッセージに @Rudolph をメンションすると、そのスレッド内の会話が英語⇔日本語で自動翻訳されます。
通常なら日本語で文章を書いて -> 英語で翻訳して -> 貼り付けて...といった工程が必要ですが、自動で翻訳してくれるのでメッセージのやりとりの効率性が上がりとても助かっています。
② Slack標準の翻訳機能
最近Slackの標準の翻訳機能が使えるようになったので、こちらも活用しています。メッセージ単位でさっと翻訳をかけられるので、Rudolphと使い分けながら「読む負荷」を下げています。
テキストでのコミュニケーションはどうしても必要になってきますが、これらのツールを使うことで効率的かつ心理的負担が少ない状態でやり取りができるようになっています。
個人でやっていること
ここからは、社内の仕組みとは別に、私が個人的にやっている工夫です。
Raycast × Google Translate で英語を高速に書く
個人の作業で一番使っているのがこれです。
Raycast から Google Translate拡張 を呼び出して、日本語→英語をワンアクションで変換し、そのまま貼り付けます。

以前はDeepLなどの外部サイトを利用していましたが、サイトの移動時間が非効率だったため、Raycastに移行しました。精度についてもPRレビューの際のコメントなどは気にならないレベルなので重宝しています。
Notion × Notion AI でドキュメントを管理する
ドキュメントはすべて Notion に集約しています。議事録、メモ、仕様整理、全部Notionです。
実装の際に仕様をドキュメントで作成する際はNotion AI を使い、日本語でドキュメントを書いた後に英語で同じ内容をアウトプットしてもらうようにしています。そうすることで日本語話者・英語話者両方に伝わるようなドキュメント作成を心がけています。
ドキュメントは書く時間があるぶん、会議やチャットより英語のハードルが低いので「英語でアウトプットする」に慣れる場所としてもちょうどいいなと感じてます。
NotionAIには他にもページ全体を翻訳する機能があるので、英語のページを読む際はそちらも利用しています。

普段から意識していること
ツールの話とは別に、日々意識していることがあります。
それは英語に触れる機会を積極的に増やすことです。ツールを使っているので業務への支障はないのですが、英語でコミュニケーションが取れた方が便利なのはいうまでもないと思います。なので、チームMTGは英語で話す、外国籍メンバーと英語で話してみる、PRの概要を英語で記載するなど小さいですが英語が上達するように頑張っています!
多国籍チームで働くことの良さ
ここまで「英語が大変」という文脈で書いてきましたが、実は私自身この環境はポジティブに捉えています。
外国籍のメンバーと働いていると、自分では絶対にリーチできない情報が入ってきます。例えば海外で話題になっているプロダクトを教えてもらったり、英語圏で注目されている技術記事を共有してもらったりします。ついこの間は、英語圏で人気のある技術記事のサイトを聞いたところ、「Dev.toがおすすめだよ」と教えてくれました。
日本語圏のエンジニアコミュニティだけにいると、どうしても情報の入り口が限られます。それが自然と広がるのは、多国籍チームならではの大きなメリットです。
英語が大変な部分もありますが、この環境がエンジニアとしての情報感度を上げてくれたり自分の英語レベルを高めてくれると感じています。
おわりに
この環境で2年半やってみて思うのは、英語力を上げてから仕事に臨むんじゃなくて、仕事をしながら英語に慣れていく方が現実的だということです。
翻訳でもAIでも、社内のエンジニアが作ってくれたBotや拡張機能でも、使えるものは全部使って、まずコミュニケーションを回す。回しているうちに少しずつ慣れてきて、英語へのハードルもどんどん低くなっていきます。そして、英語が大変な分、多国籍チームだからこそ得られるものも確実にあります。
同じような環境にいるエンジニアや、ミツモアの開発組織に興味を持ってくれた方の参考になれば嬉しいです!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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